「インスタで行うべきマーケティングってなに?」
「インスタマーケティングの成功事例が知りたい!」
という方向けに、インスタマーケティングは他のSNSと何が違うのかといったところから、インスタマーケティングを行うメリット、成功させるポイント、成功事例を10選紹介します。
この記事で紹介する成功事例と、成功させるポイントを意識して、インスタマーケティングを行えば、効率良く成果を上げることができます。
インスタマーケティングはあらゆる業界で活用できるので、インスタ運用をまだ始めていない方は、ぜひ最後までご覧ください。
インスタマーケティングとは?他のSNSとの違い
インスタマーケティングは、SNSのインスタグラムを活用して認知度向上や集客を行うことです。
インスタはテキストメインのTwitterやFacebookと異なり、写真や動画メインで投稿できる特徴があるSNSで、利用している年齢層は10代〜30代の方が70%と若く、男女比は4:6と女性ユーザーが非常に多いです。
また、インスタにはTwitterのリツイートのような、投稿を拡散させる機能がない代わりに、投稿にハッシュタグを設定することで、投稿をハッシュタグ検索上に表示させたり、人気投稿としてハッシュタグのトップに表示させることが可能です。
こういった特徴から、インスタでマーケティングを行う場合は、他のSNSとは異なり、女性ユーザー向けかつ動画や写真を活用して、視覚的に印象に残る施策を行うのが最適です。
ユーザーは広告感のある投稿を嫌っているので、宣伝を行う場合もあくまで自然な投稿のように、インスタ映えを意識しながら発信しましょう。
他にもインスタマーケティングで効果的な施策は以下の通りです。
- ユーザー参加のキャンペーンを行う
- ストーリーズでアンケートを行う
- インスタ広告を活用する
- インフルエンサーを起用する
- ハッシュタグを活用する
こういったインスタマーケティングを行うことで、他のSNSよりも効率良く集客や販売を行うことができます。
インスタマーケティングを行う3つのメリット
インスタを活用してマーケティングを行うメリットは以下の3つです。
- 認知拡大・ブランディングを行える
- 広告費をかけることなく集客を行える
- コンバージョン率が高く、リピート購入にも繋がる
インスタマーケティングを行えば、集客・販売・リピート全ての対策ができます。
認知拡大・ブランディングを行える
インスタマーケティングを行う大きなメリットは、認知拡大やブランディングが行えることです。インスタを利用している国内月間アクティブユーザー数は、2019年の時点で3300万人を超えており、現在は更に増えていることが予想されます。
インスタ広告を利用すれば、豊富なユーザーの中から精度の高いターゲティングを行って、自社の商品やサービスに興味があるユーザーにだけ広告を表示させることができます。
また、特典の魅力的なキャンペーンをインスタで開催することで、簡単に商品の認知拡大やブランディングを行うことが可能です。
インスタは拡散機能がないので、認知拡大やブランディングを行うには適していないと勘違いする方がいますが、動画や写真を利用して視覚的効果が高いので、ハッシュタグを適切に設定したり、広告を活用するだけで、多くの認知を集めることができます。
広告費をかけることなく集客を行える
インスタ自体は無料で利用することができ、ハッシュタグを適切に設定して魅力的な投稿を継続し、フォロワーを増やすことができれば、その後の投稿で広告費をかけることなく集客や販売を行えるようになります。
インスタのフォロワーを増やすには手間と時間がかかりますが、それだけの価値があるので、インスタマーケティングを行いたい方は、必ず自社のインスタアカウントを開設して、運用を始めておくことをおすすめします。
インスタ広告やキャンペーンを行う場合でも、アカウントがなければ効果が半減してしまいます。
インスタ運用を行って、将来的に広告費をかけることなく集客や販売を行えるように対策しておきましょう。
コンバージョン率が高く、リピート購入にも繋がる
インスタマーケティングはコンバージョン率が高い特徴があり、リピート購入にも繋げやすいです。
インスタは他のSNSと異なり、インスタ上でハッシュタグ検索を利用してお店の情報を調べることができたり、お店を予約したり、インスタ上で商品を購入することができるなど、ただ発信するだけのSNSではなく、すでに多くのことが可能なプラットフォームとして機能しています。
インスタで商品を一度でも購入したことがあるユーザーは45%もいるというデータもあり、ECサイトの集客や販売に繋げるにはインスタは非常に最適です。
また、ECサイトとインスタを連携させれば、ページを移動する必要なく手軽に購入できる環境を作れます。
インスタで広告感のない自然な投稿を行い、ユーザーをECサイトに誘導できれば、コンバージョン率が高く、購入後のリピート施策もインスタのストーリーを活用して行えます。
集客&販売&リピートといったECサイトの売上を決める3要素のどこを見てもインスタマーケティングがベストの方法と言えるでしょう。
インスタマーケティングを成功させるポイント
インスタマーケティングを成功させるポイントは以下の3つです。
- コンセプトを決める
- コンテンツを作る
- アクセスを増やす
インスタ運用やマーケティングは適当に行っても成功させることはできません。まぐれで成功できるSNSではないので、以下のポイントに従って、インスタマーケティングを進めていきましょう。
コンセプトを決める
まずは、インスタを通して達成したい目標を決めて、その目標を達成するには、どんなコンセプトでアカウントを運用する必要があるのかを考えます。
目標とコンセプトが決まっていなければ、誰にも届かない発信を行って、成果を出せないので、自社商品の販売や集客、アカウントのフォロワー増などなるべく具体的に決めておきましょう。
コンセプトを決める時に大切なポイントは、常にターゲットユーザーを意識して、ユーザー目線に立って考えることです。インスタ運用でよくある間違いとして、常に自社商品の宣伝しかしない公式アカウントがありますが、この失敗はユーザー目線に立っていないことが原因で起こります。
ユーザーは基本的に広告や宣伝に興味はなく、うざいと感じてしまうので、たとえ公式アカウントであっても、一般のアカウントの方が共感しやすい内容で広告感なく投稿することが大切です。
どんな投稿をすれば、広告感をユーザーに与えずに、アカウントのフォロワーを増やすことができるのかを考えてコンセプトを決めましょう。
コンテンツを作る
コンセプトを決めたら、いよいよ重要なコンテンツの作成に入ります。
インスタ運用で作るコンテンツは、通常のフィード投稿やストーリー投稿のことで、インスタ広告やキャンペーンを行う上でもコンテンツが大切になります。
自社商品のターゲットユーザーにフォローしてもらえるように、コンテンツを作成して、継続して投稿するようにします。インスタには拡散機能がないので、ひとつの投稿だけで爆発的にフォロワーを増やすことはできません。
なので、良質な投稿を継続して発信して、少しづつターゲットユーザーのフォロワーを増やしていきます。
そして、ある程度コンテンツ量が増えてくると、インスタ広告やキャンペーンなどのマーケティング施策を行った時の効果も高まります。
長期的にフォロワーを増やしてインスタマーケティングを成功させるには、良質なコンテンツを作ることが大切なので、ターゲットユーザーに合わせて、発信を行ってみてください。
アクセスを増やす
コンセプトを決めてコンテンツ発信を行ったら、最後にアクセスを増やします。良質なコンテンツを発信するだけでもフォロワーを増やすことは可能ですが、最初は中々上手くアクセス数を増やせないので、インスタ広告やキャンペーンを行います。
アクセス数を増やすことができれば、インサイトという分析機能を活用して、様々なユーザーデータを集めることができます。
例えばフォロワーの男女比や年齢、住んでいる地域などのユーザー情報から、フォロワー推移やインプレッション推移、リーチ数の推移などを簡単に確認できます。
こういったデータを上手く活用できるようになるには、豊富なアクセス数が必要になるので、まずはアクセス数を増やすことが大切ということです。
コンテンツ発信のみでデータを集めることができれば、その後のインスタ広告でターゲティングを行いやすくなり、成果を上げやすくなります。
アクセス数を増やして、データを集めることができれば、様々なインスタマーケティングに活用できるので、コンテンツ発信・インスタ広告・キャンペーンを行って増やしてみてください。
インスタマーケティングの成功事例10選
ではインスタマーケティングの成功事例を10選紹介します。フォロワー数を多く集めて集客や販売に上手く繋げることができているアカウントばかりなので、非常に参考になります。
- Visit Japan International
- Afternoon Tea
- KENZO
- 東京ディズニーランド
- ダイソー
- 積水ハウス
- 早稲田大学
- GU
- 無印良品
Visit Japan International
Visit Japan Internationalは日本政府観光局が運営する公式アカウントで、日本全国各地の観光スポットの魅力を紹介しており、国内の旅行者だけでなく、日本に興味がある海外からの旅行者のフォロワーも多く集めることができています。
発信内容は英語でハッシュタグも英語で設定しています。そして、魅力的な投稿はリポスト機能を活用して、他のアカウントの投稿を再投稿して、コンテンツ作成の手間を減らしつつ、ユーザー参加型の投稿でフォロワーを増やしています。
→Visit Japan International公式アカウント
Afternoon Tea
アフタヌーンティーの公式アカウントは、製品の紹介は少なめに、おしゃれな雑貨やお菓子を魅力的に発信しています。
良質なコンテンツの発信と並行して、キャンペーンや他のブランドとコラボした商品の企画を行っているので、ユーザーの認知度を拡大させやすく、新規フォロワーの獲得に繋がっています。
KENZO
次に世界的人気のファッションブランドKENZOの公式アカウントは、世界中のモデルを起用して新商品の宣伝を行っており、ECサイトと連携しているので、欲しい商品の写真をタップすれば、すぐに購入することが可能です。
自社ECサイトがある企業は、インスタとECサイトを連携させることで、インスタから商品を販売しやすい環境を作ることができます。
アカウントのプロフィール画面に商品カタログを掲載することもできるので、ユーザーが欲しい商品を探しやすい仕組みが整っています。
東京ディズニーランド
東京ディズニーランドの公式アカウントは、ハッシュタグつきの投稿をユーザーに促して、UGCを増やし新規フォロワーの増加や、認知拡大に成功しています。
UGCとはユーザーの口コミのことで、第三者のUGCを増やすことによって、公式アカウントのフォロワーを増やすことができたり、集客や販売に繋げることができます。
ダイソー
100円ショップのダイソーの公式アカウントでは、自社商品を活用した有益なコンテンツを継続して発信してフォロワーを増やしています。
コンテンツはひと目見ただけで理解することができ、写真に文字やイラストを挿入することで、直感的に手を止めて注目する設計になっています。
ダイソーのように低単価の商品を扱っている企業でも、良質なコンテンツを発信して、フォロワーを増やすことができれば、成果を出すことができるでしょう。
積水ハウス
積水ハウスの公式アカウントでは、オリジナル性の高いデザインルームの魅力的なコンテンツを発信しており、実際に積水ハウスで家を建てたオーナーの写真を活用して投稿を行っています。
それにより、ユーザーは家を建てるイメージを具体的にできるようになります。インスタのリポスト機能だけでなく、公式アカウントの投稿自体に活用する方法もおすすめです。
早稲田大学
早稲田大学の公式アカウントでは、公式マスコットキャラとキャンパス内の写真を魅力的に発信して、早稲田大学入学希望者のフォロワーを多く獲得しています。
ポイントは早稲田大学だけでなく、大学周辺の町やお店の発信もしており、入学後のキャンパスライフをイメージしやすいコンテンツを投稿していることです。
GU
ファッションブランドのGU公式アカウントは、ファッション系のインスタグラマーとコラボして自社商品のコンテンツを発信して、多くのフォロワーを獲得しています。
紹介したKENZOと比べると、モデルを起用せずにあえて一般人に近い方を起用して商品の宣伝を行っています。
なのでユーザーがより購入後に着用したイメージを持つことができ、購入に繋がっています。
無印良品
無印良品の公式アカウントでは、商品の活用方法を写真と文章で分かりやすく発信しています。
ECサイトと連携することで、インスタ上で商品を購入できるようにして、商品を使っているシーンをイメージしやすいコンテンツを発信しているので、購入後のUGCを増やすことにも成功しています。
サッポロビール
サッポロビールの公式アカウントでは、ビールのおつまみと共に魅力的なコンテンツを投稿して、ユーザーの共感を得られる内容で宣伝感なく発信を行っています。
また「#大人に乾杯」というハッシュタグで投稿を行うことを参加条件に設定し、参加したユーザーの中からオリジナルグラスが当たるキャンペーンを行いました。
これによりユーザーの興味を引いて、フォロワーを増やすことに成功できています。
まとめ
今回はインスタマーケティングを行うメリットと、成功させるポイント、成功事例を10選紹介しました。
インスタマーケティングを行えば、自社商品の集客・販売・リピートの対策を行うことができます。
また、インスタフォロワーを増やすことにより、広告費をかけることなく宣伝を行えるようになります。なので、この記事を参考にしてインスタマーケティングを行ってみてください。
効率良くインスタマーケティングを行うには、運用代行会社に依頼して、ターゲットの分析からコンテンツの作成まで行ってもらうのがおすすめです。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。